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病気体験談集

うつとの付き合い

匿名希望

ある日の事、会社帰りの電車で急に気分が悪くなりました。また別の日、取引先の応接室に通され担当の相手の方と挨拶をかわした瞬間、気分が悪くなりました。自分が自分で無いような感覚に襲われるような感じ等、社内のちょっとした会議でも気分が悪くなりそのたびに内科を受診しました。別にこれといった病状は言われなく「疲れておられるのでゆっくり休んで」という内科ばかりでした。それまでは睡眠時間が3~4時間という事が続いて、寝ようにも寝れない状態でした。友達に会うにも会う事ができず、普通に喫茶店に入る事もできませんでした。十数年前は今のように心療内科は少なく、たまたま目にした心療内科の病院で、抑うつ状態、と診断されました、薬を処方され会社を一月休みなさい、好きな事だけをやってみては、と言われました。また、どうしても会社の連絡事項がある場合は奥さんを通して、とも言われ、何をするにも奥さんしか頼れる(信じれる)人がいませんでした。今、病状は薬と家族のおかげで比較的安定してます、でもまだ眠れない時や気持ちや体がだるくてしょうがない時があります。そんな時も私の奥さんや義母は何も言わず、ゆっくりさせてくれました。奥さんに感謝しています。私の母は、心配を隠せずあれやこれや言ってきました。池田市には精神障害者地域生活支援センター咲笑という所があります、今まで人と話すという行為すらできなかったのですが、今はそこ(仲間や職員さん)での何げない日常がこれからの生活の希望になっています。それを聞いた義母が涙を浮かべて喜んでいたのを見て、何も言わずに心配をしてくれていたのだと感謝の気持ちで一杯でした。
うつの発病時には、早く心療内科や、精神神経科にかかられることをお勧めします。また、周りの方々には、何も言わずに休ませて下さることをお願いします。

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